高齢者活躍支援協議会メルマガ2013年7月31日 号

コメント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆◆ 一般社団法人 高齢者活躍支援協議会 ◆◆◆◆
Japanese Council for Assisting Senior Citizens Activities

高活協JCASCAメールマガジン 2013/7/31号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メルマガ読者様

平素より、当協議会に対しご理解ご支援を賜り有難うございます。
高活協メールマガジンをお届けします。

高活協メルマガのバックナンバーは下記サイトでご覧いただけます。

http://jcasca.tc-platform.com/

┏━━━━┓
 目 次  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━┛
■高活協よりのお知らせ
  高活ビズ起業塾第5回開催ご報告
■高活協会員報告
特になし
■コーナー「しなやかに老後を生きる」
第18回 「シニアからの起業―ミニフランチャイズ・システムの必要性」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■高活協よりのお知らせ■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━

●高活ビズ起業塾の第5回「ナノ・コーポのすすめ」が開催されました。

 高齢者による高齢者のための小規模ビジネス・高活ビズ起業塾の第5回
ナノ・コーポのすすめ」が7月13日、東京港区の女性就業支援センターで開
催されました。参加者は約30人。今回のテーマは、「雇われない働き方で起
業、NPO・地域貢献活動に参加する」。東京ワーカーズ・コレクティブ協同組
合の保坂弘子理事長と、NPO法人東上まちづくりフォーラムの柴田郁夫理
事長にお話をしてもらいました。

◆やりがい・生きがい・働きがいが目標
 1984年、東京にワーカーズ・コレクティブが誕生し1993年、東京ワーカー
ズ・コレクティブ協同組合が設立。現在は53団体、女性を中心に600人以上
の人たちがメンバーとして働いています。業種で多いのが、家事援助・介護
や弁当・食事サービス・パン焼き菓子製造、生協業務受託、このほか編集・
企画、健康維持支援、リフォーム採寸など。最近は、70代の男性たちが葬
儀関連の仕事を立ち上げています。

 そもそもワーカーズ・コレクティブとは、協同組合の精神に基づき、一人ひ
とりが出資し、自己決定の責任で働く「雇われない働き方」が基本。市民に
よる住みよい地域社会づくりを目指し、自分を生かし、生きがい、やりがいの
ある仕事が目標です。「3人寄れば何かが始まる」―。地域に必要なものは
?自分がやってみたいものは?からスタートし、問題意識のある人たちが
集まって「しごと」を実践しているのが特徴です。
例えば、(1)留守宅のおばあちゃんと一緒に食事を作り、お話をしながら食事
をする「生活サポート」、(2)団地の2階の高齢者を玄関まで迎えに行き、車
で通院の送迎をする「介護付き外出支援」、(3)マンションの一室で生後数か
月の幼児を預かる「保育・子育て支援」、(4)民家を改築、子育て世代から高
齢者まで自由にお茶を飲んで過ごせる憩いの場「お茶っこの場つくり」、(5)
介護予防や健康維持のための「健康体操の指導」など、食・福祉・環境・情
報など日々の暮らしの質を高めるための「ものやサービス」を提供する事業
を中心に展開しています。

 ワーカーズ・コレクティブは、東京以外にも神奈川、千葉、埼玉と全国に広
がっており、現在約1万8千人の人が働いています。ただ、「103万円・130万
円の壁」があって、4分の3近くが100万円程度の収入になっているのが現
状とのこと。
 現状の課題は、(1)経営者であり労働者の内部矛盾の側面、(2)合意が原
則のため意思決定に時間がかかる、(3)ワーカーズ・コレクティブの認知度
が低く、小規模故のマイナス面も、(4)この働き方に合う法人格がない、など
。一方、ワーカーズ・コレクティブの魅力は、(1)一人ひとりが目的を持ち、能
力を生かし合いながら生き生きと働く、(2)自己実現と地域貢献に充実感を
得る働き方ができる、など。
 保坂さんは、「暮らしの中で困ったな〜、こんなものがあればいいのに、と
いう問題に応える事業形態のワーカーズ・コレクティブは、居場所を探して
いるシニアにとってはピッタリの働き方」と、今後は積極的にシニア層に呼び
かけをしたいといいます。
◆受託・請負型の仕事人集団『ビジネス助っ人隊』
 NPO法人東上まちづくりフォーラムの柴田理事長は元々大学の助教授。
地元の4市合併構想を契機に、志木ニュータウン在住の企業OB”埼玉都民
“たちに呼びかけ2002年に同フォーラムを設立。その後、埼玉県内の個人
事業支援を行うSOHO・マイクロビジネス創業支援セミナーや創業相談セン
ターを開設。2005年度には、志木市の行政パートナー団体として同市広報
誌の製作を受託、2007年度には埼玉県団塊世代活動支援センターと協働
で、『ビジネス助っ人隊』を立ち上げ、”埼玉都民”層によるまち興しをテーマ
に公的セクターとの協働を模索しています。

 『ビジネス助っ人隊』とは、地域の中小企業・商店・NPO・SOHO等の事業
者と企業OBなど豊富なスキルをもった中高年層を結び付け、産業活性化、
地域おこしを行う組織。(1)地元の逸品、特産品の販売戦略を受け持つ「営
業助っ人隊」、(2)企業、NPOの様々なニーズに対応する「パソコン・IT助っ人
隊」、(3)商店街活性化、地域ブランドつくりなどを提案、実践する「まち起こし
助っ人隊」、(4)NPO、企業のHP制作、総務経理を支援する「NPO助っ人隊」
などを編成し、豊富な経験とスキルを持った団塊世代を中心とするシニア
世代が受注、請負型で質の高い仕事を目指しています。具体的には、組織
が受託した業務を、事業者としての個人(またはグループ)の業務メンバー
に発注するモデルを踏襲しているので、自分のペースで活動に参加できる
、仲間を探して”想いを形に”していけるのが特徴です。

 これまで、地元の商工会議所から紹介されて地元企業のコンサルや、流
通企業でヒット商品の開発経験を生かした講演やセミナーの講師をしている
Eさん、地元企業と企業OB層とのマッチングイベント企画、書籍出版プロジ
ェクトを立ち上げたKさん、大手企業での人事・総務・経理等の経験を生か
して社内の目標管理制度の導入、社員教育を実施しているMさんなど多種
多様なメンバーが活躍。働き方も年金+月5万円〜30万円以上とそれぞれ
の生き方に合わせて働いています。
 同フォーラムは現在40人以上の会員と100人以上の助っ人隊の登録者が
、『ビジネス助っ人隊』の活動のほか、高齢者や障がい者の困りごと(買い
物代行・外出支援・家事支援・庭の手入れなど)を手伝う『お手伝い隊』や『
とくとく市民大学』を開講、実務から趣味、社会貢献まで幅広い分野の地域
活動を行っています。

 柴田さんは、コミュニティビジネスの一つの解決策として、地域の人々が
主体となり、地域の課題や問題点を解決する方策として参加者が報酬を得
るビジネスの手法こそが継続した(サスティナブルな)活動になると提案して
います。
 今後の課題としては、営業体制がまだまだの『ビジネス助っ人隊』の体制
固め、赤字体質の『とくとく市民大学』のビジネスモデルの確立、会員による
「プロジェクト輿し」をどう支援するのか、などがあります。それでも2013年度
は、すでに『とくとく市民大学』は独立行政法人福祉医療機構の補助金が獲
得でき、『ビジネス助っ人隊』の営業体制の強化策も実行中だといいます。
 柴田さんは、「私たちのフォーラムは、地域の活性化、まち興しがテーマ。
シニアの人には、自分の住んでいる地域のために自分が何ができるのか
の視点でぜひ参画してもらいたい」と語っていました。 
        (第2部会 柳沼 正秀)

■高活協会員報告 ■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●特になし
 
※会員あるいは読者の方で、このメルマガで配信して欲しい案内等
がありましたら、事務局<info@jcasca.org>までご連絡下さい。

■コーナー「しなやかに老後を生きる」■■■━━━━━━━━━━━

●第18回 「シニアからの起業―ミニフランチャイズ・システムの必要性」

 脱サラ、卒サラの人にとって一般的に起業の壁は厚いといえるでしょう。
第1に、サラリーマン時代に起業に結びつくような経営資源を身に付けてい
ないという点があり、第2にサラリーマン時代に身に付いてしまったリスクを
恐れる体質の点があります。資金が少ないのは理由になりません。やる気
さえあれば解決できる問題でしょう。
 どのようなビジネスを起業したらよいかわからない、どうやったらよいかわ
からないという点に道筋を開くものとして、フランチャイズ・システムがありま
す。
 フランチャイズ・システムはノウハウを持つ事業本部=フランチャイザーが
、ノウハウを受けビジネスをしようとする加盟店・支部―フランチャイジーに
対して、ノウハウに関するビジネスパッケージを提供し、商品の提供、サー
ビスの指導などを継続的に行っていくシステムです。
 フランチャイズシステムでは近年は商品の提供によらず、サービスシステ
ムの提供、ノウハウの提供に限られていたり、ブランドの統一だけに限られ
ているものもあります。
 ビジネス費用に関しては、フランチャイズに参加するものは本部に対して
、加盟金、月間ロイヤリティを払い、ビジネスパッケージの提供、商品など
の提供、継続的なビジネス指導・支援を受けます。商品の提供をともなわな
いサービス業分野では売上ロイヤリティではなくブランド使用料、指導料な
どに相当する固定的な月額のロイヤリティを払う方式もあります。店舗形式
のビジネスではその他店舗開設費用が多大にかかります。
 シニアからの起業では先の述べた脱サラ・卒サラの問題だけでなく、年齢
的に大きな投資は避けたいという気持ちが働きます。長期に渡って投資額
を回収する見込みがたたないなどの理由です。
 そのため起業でも投資額の小さく、かつ失敗のリスクの少ないフランチャ
イズ・ビジネス、言わばミニフランチャイズ・ビジネスへのニーズがあります

 無店舗型のサービス業のフランチャイズでは加盟金も300万円以内、ロ
イヤリティも低いものや固定金額方式のものが多くあります。材料、道具な
どの提供がないものもあります。開業資金も店舗や設備がなかったりすれ
ば安くなります。ただし逆に店舗がない営業方式では攻めの営業力や営業
システムが大きな課題になります。そして何よりもサービス自体のニーズが
ポイントです。
 サービスフランチャイズに関する身近な家庭地域市場では、無店舗型で
は、ハウスクリーニング、水周りの工事、訪問介護、訪問マッサージ、高齢
者食配送、総合便利屋、エアコン清掃などがあり、店舗型では、飲食、個別
指導学習塾、パソコンスクール、合鍵製作、靴修理など多様です。これらの
中にはシニアからでも起業可能な分野が含まれています。さらによりシニア
がやるのにふさわしい分野も出てくるでしょう。
 最後にシニアがやる強みでは価格の競争性があります。生活収入がより
多く必要な現役世代がやるよりも、シニア世代がやったほうがより低価格で
のサービスが可能です。この点からもより社会性のあるサービス事業開発
の可能性があります。
                             (上田信一郎)

■━━━ 高活協事務局<連絡先:info@jcasca.org> ━━━━■

本メルマガは、高齢者活躍支援協議会(JCASCA)の会員、及び会員
の方から配信のご紹介を頂いた方々、高活協として名刺を交換させ
て頂いた方々、さらには高活協宛に配信のご希望を頂いた方々等に
お送りしています。
配信先メールアドレスの変更をご希望の方、また配信が不要な方は
事務局宛<info@jcasca.org>にご連絡ください。

本メルマガに対するご意見・感想をお寄せください。

また、本メルマガに掲載して欲しい情報等のご要望がありましたら
遠慮なくご連絡ください。

本協議会のホームページ :http://www.jcasca.org/
本協議会のブログサイト :http://blog.livedoor.jp/jcasca/
本協議会のメルマガサイト:http://jcasca.tc-platform.com/

(編集:高活協事務局 大沢)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C) 2013 高齢者活躍支援協議会 All Rights Reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

コメントする

WP Theme & Icons by N.Design Studio
Entries RSS Comments RSS