高齢者活躍支援協議会メルマガ2013年4月26日 号

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◆◆◆◆ 一般社団法人 高齢者活躍支援協議会 ◆◆◆◆
Japanese Council for Assisting Senior Citizens Activities

高活協JCASCAメールマガジン 2013/4/26号
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 目 次  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■高活協よりのお知らせ
  特になし
■高活協会員報告
  高活ビズ起業塾第4回開催のご報告  
■コーナー「しなやかに老後を生きる」
■関連News&Topics

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■高活協よりのお知らせ■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━

●今回は特にありません

■高活協会員報告 ■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●高活協主催の第4回「ナノ・コーポのすすめ」講座が開催されました
                          第2部会 柳沼 正秀

高齢者による高齢者のための小規模ビジネス・高活ビズ起業塾の第4回「ナノ・
コーポのすすめ」が4月6日、東京港区の女性就業支援センターで開催されまし
た。土曜日の開催ということもあって、過去最高の約30人が参加しました。今回
は、シニアの講師デビューを支援しているNPO法人シニア大樂副理事長の藤井
敬三さん、キャリアカウンセラーで終活(葬儀)コンサルタントの柴田徇也さん、
シニアのコンサルタントが活躍できる人材紹介業を起業した岡田之俊さんにお
話をしてもらいました。

◆会員1600人のシニア会員の生きがいつくりと活躍の場を提供
 藤井さん(72歳)は、シニアが相互に楽しく交流、学習をしながら生きがいを見
出すための「シニアの講師デビュー」などの活動を支援するNPO法人シニア大
樂の副理事長として活躍中です。
広告代理店に勤務していた藤井さんは、「定年後は高齢者に役立つ活動をした
い」という想いで、10年前にシニアライフアドバイザーを勉強した仲間たち10人と
一緒に、元気なシニアの社会参加を支援するNPO法人を立ち上げ、現在は会
員が1600人の大所帯に。
 中心的な活動になっているのが、シニアの豊富な経験を生かして講師になる「
講師紹介センター」。登録講師は500人以上、会員の平均年齢は70歳、80代や9
0代の人も元気で活躍中です。講演の依頼先は、自治体・公民館の市民講座や
企業研修など様々ですが、「40年の勤務経験による高いレベルの実務的かつ
すぐに役立つ具体的な事例」の話が受けて、依頼件数は年1,900件を超えてい
ます。
 例えば、「海外のこぼれ話」であれば、元国際線のパイロット・キャビンアテン
ダント、元旅行会社の添乗員、元商社、元新聞社の特派員が実際の経験に基
づいた裏話・失敗談などを話しますし、ほかにもお寺のお坊さんや針きゅうの先
生までいますので、あらゆるリクエストにこたえられるというのが強みだといいま
す。藤井さん自身も年間90回程度の講演をこなしています。最近ではハワイ−
横浜間(8日間)の船旅で「笑いの健康学」の講演を行ったそうです。
 もちろん、お金をいただいて講演をするわけですから、日々の訓練やスキルア
ップの研修会も欠かせません。「よい講師の条件=専門性+笑い」との考え方
から、笑いのある楽しい講師を目指して、毎月「講師のための話し方講習会」を
開催し、勉強を続けています。
 ほかの活動としては、落語家、大道芸人などの講師50人で結成したシニア演
芸団「演多亭」による出前演芸、ユーモアスピーチの会、シニア川柳サロン、シ
ニア発明・発見サロン、シニアのための山歩き教室「山楽カレッジ」などの活動
がてんこ盛りです。
 藤井さんは、「シニアのこれまでの人生で蓄積してきた経験や知恵は宝物で
す。私たちの活動の輪をもっともっと広げて、明るい世の中つくりに役立ててい
きたい」と、語っていました。

◆定年後の8万時間に挑む
 元旅行会社に勤務をしていた柴田さん(65歳)は54歳で早期退職後、友人の
アドバイスを受けて、インターネットで相談を受ける葬儀会社を設立、その後ミド
ル世代の就職を手助けするキャリアカウンセラーをはじめたといいます。
 50代半ばで会社を辞めたのは、「後半人生で自由になる8万時間(=1日11時
間×365日×20年)を無為に過ごしたくない」。「人生の3つの真実(人生は一度
きり、人は必ず死ぬ、いつ死ぬかわからない)」を考えたとき、悔いのない人生を
送りたいというのがその理由。起業にあたっては、身の丈ビジネス(1人ビジネス
)、高収入を得るのではなく年金+アルファ―の収入のローリスク・ローリターン
事業を基本に設計する、としたそうです。

 柴田さんが葬儀コンサルタントを目指したのは、会社の後輩の死を契機に「死
」を真正面から捉えるようになったこと、ブラックボックスの中にある葬儀に透明
性を持たせたかったことなど。またキャリアカウンセラーは、会社員を経験して
独立をした自分だからこそ、親身になった相談ができるのではないかと考えた
からとのことでした。
 柴田さんによると、いまの葬儀は誰のためにやっているのか疑問に思うことが
多いといいます。例えば、平均200万円は掛かるといわれるお葬式は、通常は
葬儀専門業者が執り行いますが、その費用はどのような形式で行うかで変わり
ます。ところが、お葬式は急を要することが多く内容をよく吟味せずに業者にパ
ッケージで頼んでしまうことが多い。いま一般的に行われているお葬式の形式
は、戦後になって始めたやり方で決して伝統的な形式というわけではないとのこ
と。つまり、葬儀をお願いするということは、素人がプロにお願いをすることだと
柴田さんはいいます。
 高齢の夫婦を考えた場合、大多数のケースでは配偶者である妻が夫の葬儀
を行います。もちろん、葬儀だけでなく遺族年金の手続きや相続関係の手続き
などもやらなければなりません。これらの手続きはすべて残された妻がやるこ
とになります。また、高齢社会では60歳以降も働くことが当たり前になってきま
した。そんな時に、親身になって相談ができる人がいれば助かるでしょうし、心
強いはずだといいます。
 柴田さんの会社は設立以来ずっと赤字続きで、決して楽ではないようですが、
「団塊の世代が高齢者になるこれからの時代にはきっと必要とされる仕事にな
る」と信じて、ミドル世代の就職支援と終活(葬儀)コンサルタントの仕事は続け
ていきたいと語っていました。

◆シニアの力を生かした人材紹介業に力を注ぎたい
 21年前の不動産バブルが弾けた不況の時期に、50代で人材紹介業のキャリ
ア・ネットワーク(株)を立ち上げ、現在会長職に就いている岡田さん(72歳)は、
1人でもできるエグゼクティブサーチ型の人材の紹介活動からスタートさせまし
た。その後、労働界の規制緩和の影響で人材ビジネスは大きな広がりを見せ、
さらにインターネットの登場で人材紹介業もスピードが重視されるなどまったく
業態も様変わりしたといいます。
 岡田さんが業務委託社員のシニアコンサルタントを多数抱えるようになったの
は、自分自身が60歳になり年金受給年齢に達してからでした。当時は定年で仕
事を辞める人が多かったのですが、岡田さんはそのシニアの仕事経験やコミュ
ニケーション能力、現役時代に構築をした人脈はきっと人材ビジネスで生かせ
るはずと考え、現在では約40人のシニアコンサルタントが活躍中とのことです。
コンサルタントの平均年齢は64歳。最長年齢は77歳(勤続8年)と75歳(勤続12
年)、そして会長の岡田さんは72歳で今もって現役で働いています。
 勤務形態は、シニアが働きやすいように在宅勤務と会社勤務の選択制です。
数は少ないですが、パートナーとして会社に机と電話を置いただけで働いてい
る人もいます。
 サーチ型人材紹介業では、いかに専門能力の高いゴールドカラー人材を紹介
できるかが勝負ですが、40年間の仕事経験と幅広い人脈を持つシニアコンサル
タントは、その専門分野で得た経験と業界の隅々まで知っている意識が活かせ
るのが大きな特徴だといいます。中には、年収2,000万円以上稼ぐ人もいるそう
です。
 岡田さんは、「定年のない、しかも在宅で勤務あるいは独立することが可能な
人材紹介コンサルタントは、シニア世代の仕事にピッタリだ」と言います。また、「
今後の高齢社会を考えると、医療や介護で深い専門能力を持ったゴールドカラ
ー人材がビジネスチャンスを広げるのではないか」と、シニアの力が活かせるさ
らなる人材紹介マーケットを模索していきたいと話していました。
以上
 
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がありましたら、事務局<info@jcasca.org>までご連絡下さい。

■コーナー「しなやかに老後を生きる」■■■━━━━━━━━━━━

●第16回 
  「65歳までの継続雇用問題を、抜本的な人事制度改革の機会に!」

 65歳までの雇用確保の法制化が行われてきましたが、多くの企業が再雇用
制度を選択してきていることは周知の通りです。しかし、実施にあたっての問題
点は多く、賃金制度についても高齢者分離型で、60歳定年時に3〜4割の賃金
ダウンをし、役職もなくなり、同じ仕事を同等の就労条件で行う方式というのが
多いのではないでしょうか。
また大企業では高年齢者にやってもらう仕事もなかったりすれば、評価も成果
も乏しい福祉的雇用になってしまい、やがて企業力を衰えさせていくことになる
のではないでしょうか。
 多くの場合定年後の再雇用では高年齢者のモチベーションは下がり、また、
同じ職場にいる現役世代にとっても、責任が少なくなった先輩高年齢者がいる
ことは仕事がやりづらくこちらもモチベーションが下がって、会社の生産性が落
ちる問題点があります。現役世代と定年後世代のギャップ、不信感が拡大して
いきます。
 
そのような問題を改善するには企業は小手先の対策ではなく、現役世代からの
抜本的な人事制度の改革に取り組むべきではないでしょうか。
 再雇用にしても定年延長にしても人事部の年齢一律の考え方があるから矛盾
があり、能力給ベースの考え方を中心に、年功序列型の賃金制度を抜本的に
改革すれば道は開けてくるのではないでしょうか。もちろん一定年齢までの年
功制など技術的な問題はあると思います。
高年齢者だから一律に業務の生産性が低いということはないわけで、実績にも
能力にもかなりの差があります。実力主義・実績主義の視点から言えば、個人
により定年後も役職は維持され、さらに昇格してもいいはずです。
同時に若年層の役職抜擢制度も必要でしょう。能力の開発や実績を作る上でチ
ャンスも公平に広げていかないといけないでしょう。年功序列と役職が一体化す
るのではなく、役職はだめだったら外し、流動性を高めていく方が良いのではな
いでしょうか。

一方一部大手企業における65歳定年延長が報道されています。その中で現役
世代の人事制度改革まで着手するとしているのがYKKです。能力主義を徹底
して、学歴、性別、国籍までを含めた公平な人事制度を目指すとし、人事制度
改革のプロジェクトを発足させています。私自身関心を持ち、3月時点でYKK公
報を経由し人事制度改革プロジェクトに取材を申し込みましたが多忙を理由に
断られ全貌は不明です。しかしながらトップ自らが雑誌東洋経済の取材でコメ
ントを出しているのですからそのような方向性を志向しているのでしょう。YKKは
将来定年制の廃止までをも視野に入れているとしています。能力主義を徹底さ
せれば定年制廃止、エイジレス勤務も可能ということでしょう。
                       
      (上田信一郎)

■関連News&Topics■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●「ICT超高齢社会構想会議 基本提言」の公表-総務省

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu02_02000066.html

●資生堂、「ライフクオリティー事業」を開始
〜関西地域の少子高齢社会対応ビジネス事例集-週刊「粧業」

http://www.syogyo.jp/news/2013/04/post_005897.php

●高齢者はどのように働くべきか?(松本徹三) – BLOGOS(ブロゴス)

http://blogos.com/article/60442/

●認知症高齢者を活性化させる「赤ちゃん効果」の超不思議 -産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130415-00000521-san-life

●派遣法と雇用規制強化の行方 – 日本人材ニュース

http://www.jinzainews.net/topic/index/d1f84ae3001ce6ff67d5db7eb2b79641

●サービス付き高齢者向け住宅動向2013年03月−iehs

http://kosenchin.jp/kosenchinDefault/2_2013_04_09/20130331.pdf

●「不」の解消 ビジネスに: 加速するシニアシフト− 村田裕之の学べるブログ

http://bb.hiroyukimurata.jp/perspective/3264/

●”偽装質屋”狙われる高齢者たち – NHK クローズアップ現代

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3333.html

●特定労働者派遣事業の事業廃止を命じました−報道発表資料
                        厚生労働省

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002zlha.html

●おばあちゃん発、流通革命:2025年「超スマートシニア」の登場
                      − 村田裕之の学べるブログ

http://bb.hiroyukimurata.jp/future/3244/

●高齢者はこの10年で11歳若返っていた!? じつは75歳から始まる”老化の真実”
                     −DAIAMOND ONLINE

http://diamond.jp/articles/-/34260?page=3

●年齢不問の求人サイト 「シニア活用.com」 をスタートしました。
-ジーニアス株式会社

http://www.genius-japan.com/info/20130401/

●派遣法改正から半年、新たに見えた問題点 – Podcasting954

http://www.tbsradio.jp/stand-by/2013/03/post_5513.html

●センサー・機器等による高齢者の見守り・安否確認サービス実施企業一覧
                         −神奈川県  

http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f470004/

●人口減少社会の未来予想図 −高齢社会を豊かに生きるための基礎的研究
                              ―(社)農協 共済総合研究所

http://chosa.itmedia.co.jp/categories/society/22584

●ジェントロジーの教科書−ニッセイ基礎研究所

http://www.nli-research.co.jp/report/researchers_eye/2013/eye130401-3.pdf

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